海の安全を守るため、万全の体制でサポートします。

1993年入社

曳船部

望月 友紀子

YUKIKO MOCHIDUKI

港の作業を通じて
清水から世界を感じる

私は生まれも育ちも、生粋の清水っ子です。物心が付いた時から、いつも海を眺めていたので自然と港や船に関する仕事に携わりたいなと入社を希望しました。現在は曳船部に所属し、主にタグボートの手配業務を担っています。曳船部の仕事は、清水港を含む駿河湾一円にタグボートを走らせることです。タグボートとは、大きな船舶が狭いエリアで細かく自由に動けるよう押したり、ロープで曳いたりする小さな船のこと。タグボートのサポートがあるからこそ、巨大な船が清水港などの港へ安全に離着岸できるのです。日本は海に囲まれた島国なので、港の業務はなくてはならない仕事です。私の仕事が世界に繋がっているんだと思うと、とても誇らしく感じますね。

悪天候に左右されることのない
的確な判断を養う重要性

手配業務をする上で気をつけているのは、スケジュール管理と船員たちとのコミュニケーションです。本船が円滑に入出港するためにはタグボートはなくてはならない存在です。だからこそ、波の状況や風の強さなどで、突然タグボートの要請がくることも多々あります。そんな時でもすぐに対応できるよう、船員の状況を把握し、密に連絡を取れるよう日々心がけています。入社当初、一人で業務を行わなければならない日が、たまたま台風にあたってしまい、本船の方から対応不足を指摘されました。自分の未熟さに悔し涙を流しましたが、そのミスがあったらこそどんな状況でも対応できるようにと必死で仕事を覚えました。どんな出来事でも、自分の努力次第で結果は変わります。失敗に腐ることなく、前を向くことが大切です。

知識や経験を重ねることで
女性が輝ける場所を作りたい

私が入社した26年前に比べて、現在は女性の社会進出が進んでいます。弊社も同様で、女性社員が重責を担っています。私自身、手配業務や事務作業以外にも船員の安全を保守する「船員労働安全衛生協議会」の活動や、船員を確保する企業説明会、インターンシップの受け入れなどの業務にも携わっており、他社や外部の人との交流を持つことで時代の流れをヒシヒシと感じています。今後も勉強会や研修に積極的に参加して、より知見を深められればと思っています。弊社にはまだ女性の管理職や役員はいません。現場仕事が多いので男性社員の比率が多いですが、いつか私が管理職になることで、これから続く後輩女性社員たちの希望になれたらいいなというのが、私の願いです。

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